2024年6月17日
自動制御システムの裕幸計装(株)と九州大学などは13日に都内で会見し、バナメイエビ養殖で出る汚泥などをバイオマス(資源)としてバイオガス発電をし、高密度養殖に不可欠なエアレーションを駆動、生産性を向上させる事業を発表した。グリーンエネルギーとモノのインターネット(IoT)を活用したエビ養殖としては「世界初」として、7月下旬からベトナム南部で実証事業を開始する。
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ベトナム南部のメコンデルタ地域には約75万ヘクタールのエビ養殖場があり、排泄(せつ)分、死骸などによる汚泥が周辺土壌、地下水へ影響を及ぼしている。同時に高密度養殖に欠かせないエアレーションの電力が不安定なのも課題だった。一方、バイオガスの発酵資材となるバイオマスとして稲わらなどが現地には豊富にある。[....]