JFいしかわ 石川県漁協ビジョン提示 9地区を5ブロックに統合

2024年6月25日

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石川県漁協ビジョンの全体像(JFいしかわ通常総代会資料から)

 JFいしかわ(笹原丈光組合長)は22日、金沢市内の県水産会館で開いた能登半島地震後初の通常総代会で、能登半島地震復興に向けた拠点支所の再編整備についてまとめた「石川県漁協ビジョン」を示した。生産基盤(水揚げ拠点と流通拠点)の再編整備、9地区の事業所(支所・出張所)を5ブロックに統合する機能集約などの構想で、ビジョンに沿った2024年事業計画を承認している。

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 「県漁協ビジョン」のキーワードとなっているのは、「選択と集中による」再編整備。県が策定した「石川県創造的復興プラン」をベースにして、県漁協が取り組む内容がまとめられている。「生産基盤の再編整備」「機能集約」に加え、燃油、製氷施設の集約化などの「港における役割(機能)の再編」、収支結果の一本化と資金集約・事業所別収支管理を目指す「新たな会計管理」、店舗統廃合とATM化を柱とした「信用部門のスリム化」の4つを具体的な項目に挙げた。[....]