関鯨丸有明埠頭に接岸、共同船舶がメディア向けに公開

2024年5月28日

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会見する所社長

 共同船舶(株)(所英樹社長)の新捕鯨母船・関鯨丸が23日、東京・有明埠頭に接岸し、メディア向けに公開された。

 同船は30年以上にわたり日本の捕鯨を支えた日新丸の代船として、今年3月に誕生。73年ぶりとなる国産の捕鯨母船に日本だけでなく、海外メディアの姿もあった。林芳正官房長官も見学に訪れた。

 関鯨丸は総トン数9299トン、全長112・6メートル。電気推進やリーファーコンテナを採用するなど、省エネ対策も図った。横幅を1メートル広くし、船内の解体スペースもゆとりのある仕様になったほか、衛生面や降雨関係なく作業が可能になり効率的な生産ができるようになった。船尾ランプウェイの傾斜角度を35度から18度にし、70トン級の大型鯨類も引き上げられるようになっている。[....]