未利用魚のベンナーズ 錦市場近くに海鮮丼店、インバウンドにもアピール

2024年6月18日

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丼いっぱいに盛り付けられた「特上」

 未利用魚の有効利用などで定評のある(株)ベンナーズ(本社・福岡市、井口剛志社長)は京都市中京区に自社直営店として初の海鮮丼専門店「玄海丼」をオープン。「京の台所」といわれる錦市場近くで、訪日外国人客(インバウンド)効果も期待し、日本の魚食文化を世界にも発信していく。

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 未利用魚を使った日替わり丼(限定10食)では、毎日違う魚種と味付けが楽しめるほか、特上・松・竹・梅の合計5種類のメニューを用意。独自レシピで配合した、特製醤油、ゴマ、ニンニクゴマを選び、丼にかけて食べるスタイルだ。

 特上には、大トロ、中トロ、サーモン、白身、ウニ、イクラ、ホタテ、アナゴが、てんこ盛り。ネタは長崎・対馬で水揚げした本マグロ、北海道のホタテ、青森の養殖サーモン、玄界灘で水揚げした白身など。全国の漁港で水揚げされた鮮魚に加え、京都祇園の米料亭八代目儀兵衛の特別ブレンド米を使う。[....]