日韓の「海業」など議論 経験とノウハウ共有 漁港漁村技術交流会議

2024年7月1日

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木浦市で開かれた交流会議

 【韓国・木浦=久保田萌記者】全国漁港漁場協会(髙吉晋吾会長)と韓国漁村漁港公団(洪鍾旭理事長)が毎年、相互に両国を行き来し、漁業・漁村や水産業が抱える課題と解決方法を探る第24回「日韓漁村漁港漁場技術交流会議」(韓国漁村漁港公団主催、韓国海洋水産部後援)が6月27日に韓国全羅南道の木浦市内で開かれた。「漁村消滅危機に対応するための漁村・漁港基盤づくり方策」をテーマに両国の6人が発表。韓国からは「海の生活圏」、約10人が参加した日本からは「海業」などの現状を紹介した。

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 洪理事長は「韓日両国の機関がもつ経験とノウハウを共有し、水産業と漁村の持続的な発展の大きな一歩になることを願う」と会議の意義を強調。髙吉会長は、漁村が果たしている役割を説明しながら「テーマは両国の漁村に共通する重要な課題だ。有益な情報交換になる」とあいさつした。[....]