新潟産の厳選ノドグロ「美宝」誕生、知事も推奨

2024年6月19日

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新ブランドを発表した花角知事

 新潟県は17日、東京・港区の八芳園で記者発表会を開き、厳格な基準をクリアした県産大型ノドグロを新ブランド「美宝(びほう)」として販売していく方針を明らかにした。ほかの県でもノドグロのブランド化が進む中、希少性と高い品質に焦点を当てて差別化を図る。専用タグを付けた魚体は7月以降、県内の高級飲食店を中心に流通が始まる。将来的には県産魚のイメージリーダーに育て、コンセプトである「ノドグロを食べに新潟へ」の達成を目指す。

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 同県では2022年3月に「県推進ブランド品目」として8つの農林水産物を設定。水産ではニシキゴイ、ナンバンエビと並びノドグロが選ばれ、かねて観光・飲食業界から要望の多かった県産ノドグロのブランド化が始まった。

 規格の選考には漁業者も参加。「美宝」の基準として(1)一尾400グラム以上(2)村上市の岩船港・桑川漁港のはえ縄か糸魚川市筒石漁港の特定の刺網で漁獲している(3)魚体に素手で直接触れない(4)漁獲直後から氷冷し、氷が直接魚に触れない荷造りを施す―の4点をすべて満たすことを条件に定めた。[....]