ノルウェーシーフードセミナー、新商材に養殖タラ、マグロ紹介 

2024年6月10日

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ネス大臣出席のもと、シーフードセミナーが開催された

 日本・ノルウェーシーフードセミナー2024(ノルウェー水産物審議会主催、ノルウェー大使館水産部・大日本水産会協賛)が6日、来日中のマリアンネ・ネス漁業・海洋政策大臣出席のもと、東京・虎ノ門のホテルオークラで開かれた。新たな沿岸諸国との枠交渉の最終段階に入っているサバを主体に、養殖タラやクロマグロなどノルウェーにとって新たな輸出商材が見込まれる魚種の現状も紹介された。

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 講演の冒頭、ネス大臣は、「日本とノルウェー間でこれまで築いてきた水産業における強力なパートナーシップをさらに強化したい」などと述べた。

 セミナーは「ノルウェーサバセミナー」と「ノルウェーシーフードセミナー」に分かれ開催され、前半のサバセミナーでは、これまで日本市場で圧倒的なシェアを誇っていたノルウェーサバに対し、近年は、英国(スコットランド)サバが急伸し存在感を増していることが示された。その背景に関税があることが指摘され、在日ノルウェー商工会議所は日本政府に対し「輸入関税の平等な貿易条件を求める」要請を実施。サバ関税の公平化に向け、日・ノルウェー間のサバ関税撤廃について来場者にも署名の協力を求めた。[....]