スギヨ「ビタちく復活祭」、6月から能登地震復興応援

2024年5月29日

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5月31日から生産再開する、長野県民のソウルフード「ビタミンちくわ」(スギヨ)

 (株)マルイチ産商(長野市、柏木康全社長)は6月1日から、能登半島地震で被災した(株)スギヨ(石川・七尾市、杉野哲也社長)が本社工場の復旧を完了し「ビタミンちくわ」の製造を5月31日から再開するのに合わせ、「ビタミンちくわ復活祭」を行う。スギヨの地元を凌駕(りょうが)して、約7割が長野県内で消費されていた県民のソウルフード「ビタミンちくわ」の売場への帰還を歓迎する。

 「ビタミンちくわ」は1952年に誕生し、今日まで売れ続けているロングセラー商品。ビタミンA・Dを含むアブラザメの肝油を配合(今はビタミンA・Eを添加)したアイデア商品として、戦後の食糧不足に悩んでいた消費者に受け入れられて大ヒットした。特に内陸部で新鮮な海産物が手に入りにくかった長野でよく浸透し、現在でも同県の消費量が石川県を抑えて圧倒的1位となっている。

 同社では、「ビタミンちくわ」に育てられてきた県民と県内企業をつなげる「オール信州」の支援企画として、今回の販促イベントを企画した。[....]