西アフリカ産のタコは、心配されていたモロッコの地震の影響は沿岸域では特に見受けられないもよう。それよりも今夏の西アフリカ全体の貧漁が日本への供給減少につながり、国産の不漁も加わって、年末の売場構成が[....]
水産庁は8月31日、省議での承認を得て2024年度水産予算概算要求、税制改正要望を財務省に提出した。河村仁漁政課長は資源管理、成長産業化、漁村の活性化、水産基盤・漁港機能の再編と集約化の4つの軸を挙[....]
生鮮カツオが一年間で最も多く水揚げされる7、8月は、宮城・気仙沼中心で上場し、例年並みの水揚げがあった。しかし、昨年は6月から不漁だったことから、今年は産地の冷凍・加工相場が高く、突然獲れなくなった[....]
ビンナガの輸出が再拡大している。財務省の貿易統計によると、6月の冷凍ビンナガ輸出は3440トンで、前年同月の約3倍に跳ね上がった。5月中旬以降、房総から東北南部海域に近海竿釣り船の濃厚な漁場ができ、[....]
5月8日から新型コロナウイルスが5類に分類されたことに伴い、直後の団体総会や各種イベントの開催記事で「4年ぶり」という文字が躍った。久しぶりに行動制限のない夏を迎えて、インバウンドも順調に回復。社会[....]
大規模な環境変動で生態系が大きく変動していることが次々と明らかになってきた。水産資源についても、気になるトピックがいくつか報告されている。例えば、サンマの不漁は沿岸の海水温の上昇で、魚群が寒冷な沖合[....]
今夏のモロッコタコ船凍船の漁模様がみえてきた。全体的に今夏の西アフリカタコは貧漁予想であるうえ、国産も不漁と、年末に向けての売場構成が難しくなりそうだ。[....]
生鮮スルメイカは、6月から石川、福井、8月からは青森で水揚げがあるものの、不漁といわれた直近5~6年とは比にならないほどに水揚量は減少。これまでにない高相場で推移しており、量販店・スーパーで扱える価[....]
水産研究・教育機構は7月31日、水産資源研究所が取りまとめた太平洋のサバ類とイワシ類、マアジの長期漁況予報(8~12月)を公表した。マサバの来遊量は、まき網漁業で漁獲量が多い犬吠以北の海域で、大不漁[....]
およそ14年にわたって、業界のあらゆる危機に対応してきた中山嘉昭前会長のかねての願いを受け止め、6月末に会長職のバトンを引き継いだ。足元では不漁、魚価高、電気代の高騰、多核種除去設備等処理水(ALP[....]
水産庁は14日、ニホンウナギ稚魚の2023年漁期(22年11月~23年10月)における5月末時点の池入れ数量と平均取引価格を発表した。漁期前半に大不漁の観測が広がって一時キロ300万円超えの場面があ[....]
例年にない不漁続きで、市場全体が焦りと危機感に包まれていた新潟佐渡島近海の定置網によるクロマグロ漁。こうした中、待ちに待った重さ161キロの大物クロマグロ1本と、身が引き締まった長さ3メートル、10[....]
日本缶詰びん詰レトルト食品協会(日缶協、浦上博史会長)は23日、2022年の缶詰・ビン詰、レトルト食品の生産統計を発表した。品目別にみると、ツナ缶(マグロ・カツオ類)が7年ぶりに生産量トップとなった[....]
石川県水産総合センターは19日、今年5月の小型イカ釣りによるスルメイカの水揚げ状況をまとめた。水揚数量はわずか27トンで、不漁年だった前年(132トン)の約2割、過去5年平均(393トン)の7%にと[....]
自民党水産政策推進議員協議会(鈴木俊一会長)は15日、党本部で総会を開き、2024年度予算獲得を目指した水産政策の推進にかかる決議を採択した。決議は、不漁および物価高騰などによる漁業経営への機動的な[....]
「由比桜えびまつり」がJF由比港漁協、由比桜海老商工業協同組合などで組織する同まつり実行委員会の主催で、11日、静岡市清水区の由比漁港で開かれた。不漁や新型コロナウイルスの影響により5年ぶり開催とな[....]
東京・豊洲市場のシラス干入荷の上場量が、兵庫・淡路島周辺の水揚げのまとまりでやや回復している。ただ、昨秋以降長く続いた全国的不漁の影響と、水揚げがあるのが同産地だけとなっていることで、思ったほどに出[....]
水産庁の有識者検討会は7日午後、海洋環境の変化に対応した漁業のあり方に関する提言を公表した。座長を務めた宮原正典よろず水産相談室代表は提言について、「今、操業している漁船の自由度をどう上げられるか、[....]
宮城県の気仙沼港でビンナガの水揚げが好調だ。5月中旬から本格的にスタートし、月末までの短期間に4253トンを揚げた。記録的な不漁だった昨年とは打って変わり、豊漁だった3年前に迫る勢いもみせ、地元関係[....]
盛漁期入りした生鮮カツオをめぐり宮城県の気仙沼港が27年連続の水揚げ日本一に向けて順調な滑り出しをみせている。記録的不漁の影響で6月にズレ込んだ昨年とは異なり、ほぼ例年並みの今週15日に第1船が入港[....]
◆サンマ資源管理措置で合意 IUU漁船リスト4隻増加 3月22日から24日まで、北太平洋漁業委員会(NPFC)第7回年次会合が札幌市において開催されました(ウェブ会議を併催)。NPFCは、北太平洋公[....]
米国アラスカ漁業狩猟局(ADF&G)が先ごろ公表した今夏のサケ・マス漁獲予想によると、ベニザケはブリストル湾の大幅な下方修正で、また豊漁年のマスはサウスイースタン(SE)の不漁予想で、ともにトータル[....]
生鮮カツオの主産地の中で首都圏市場へのアクセスが最もよい千葉・勝浦港は4月、不漁にあえいだ前年(106トン)の16倍、過去6年で2番目となる1697トンの水揚げ(漁業情報サービスセンター運営の「おさ[....]
米国アラスカ漁業狩猟局(ADF&G)はこのほど、2023年漁期のサケ・マス漁獲予想を1億8900万尾と発表した。マスの豊漁年でプリンスウィリアム湾(PWS)を主体にマスが増加する見通しだが、もう一つ[....]
全国すり身協会(北海道網走市、会員5社)が発表した3月の北海道産陸上スリ身生産は、主力のスケソウスリ身が太平洋側を中心としたスケソウの不漁により約6年半ぶりの低水準にまで落ち込み、全体の大幅な減産に[....]
ニュージーランド(NZ)から生鮮ミナミマグロの輸入が増加して、各地の魚市場で取引が活発化している。供給が減った国産マグロなどの代替として、円安の逆風下でも商社や卸が集荷に力を入れているため。市場や飲[....]
水産庁は19日、海洋環境の変化に対応した漁業のあり方を考える検討会(座長・宮原正典よろず水産相談室afc.masa代表)の第3回会合を農林水産省会議室で開催した。2021年度の不漁問題検討会の取りま[....]
理研ビタミン(株)の子会社である理研食品(株)は14日、岩手・大船渡市綾里地区に水産業専門紙を対象に、地元の漁協、漁業会社と共同展開するワカメ養殖事業の現場視察会を行った。漁協の担い手不足による空き[....]
東京・豊洲市場のシラス干相場は、年度替わりしてからの低調入荷で再び引き締まっている。3月にはしばしばキロ1000円割れもみえていた相場は、再び安値でも2000円まで持ち上がった。前年の秋漁の不漁が尾[....]
東京・豊洲市場の2022年度卸売会社別取扱高が1日までにまとまった。新型コロナウイルスに伴う外食への営業規制が早いうちに緩和されて業務用市場としての本領発揮の一年となった。国内の不漁や輸入魚の買い負[....]