全国さんま棒受網漁業協同組合(全さんま)は5日、平成27年漁期のサンマ水揚集計(12月31日現在・最終)を発表。それによると、12月はわずか18トンの上積みにとどまり、水揚数量は11万2255トン([....]
サンマの不漁が道東の加工業界に打撃を与えている。漁獲不振に伴う取扱量の減少、調達コストの上昇を余儀なくされているほか、消費地市況が伸び悩んでいることもネックとなっており、各業者は苦しい環境に追い込ま[....]
ロシア極東のサケ・マス生産量は、24日現在で直近奇数年(マス豊漁年)の2013年同期比10%減の26万7000トンとなった。これまで13年を上回るペースが続いていたが、サハリン州でのカラフトマスの不[....]
北海道の今期のシシャモ漁獲量は前年を約1割下回り、過去20年で最低となった。4年連続の減産で、関係者からは資源状況を懸念する声も上がっている。 北海道の太平洋沿岸で行われるシシャモ漁は、10月1日[....]
北海道の秋サケ漁は、終盤も回復する場面がみられないまま11万トンに届かず、大方終漁した。道ぎょれんの集計によると、全道の最終漁獲量は10万6505トンにとどまり、12万トンを超えた昨年の最終実績に照[....]
米国アラスカのサケ・マス漁は、主要漁場が大方終了し、目下サウスイースタン(SE)のマスや後採りのチャムなどが少量加算されるにとどまっているが、冷凍卵やイクラの生産に関わりが深いマスとチャムも最終段階[....]
冷凍マグロの主力である大バチ(メバチ40キロ上)は、東京・築地市場の7月上場量が2万7427本と、前年同月比3・3%減だった。不漁による在庫薄で、相場は強含み傾向が続いている。 数量は、西経・太平[....]
ブリストル湾のベニザケ来遊は結局、来遊ピークが例年より数日から1週間早まって、しかも盛漁期のヤマが低く、後続群もなく終盤を迎えた。完全に肩すかしを食わされた格好で、この週末から週明けにかけての情勢確[....]
ブリストル湾のベニザケ来遊が順調だ。現地6月26日の漁獲は再び100万尾を超え、累計では早くも600万尾台に乗せた。例年より早いまとまりで、まるで不漁予想を覆しそうな展開だ。 地区別には、ブ湾東側[....]
昨年、過去最高の輸入量を記録したアルゼンチン産アカエビ。今年は試験操業の延長で、そのまま北部チュブット州に続き南部サンタクルス州でも操業しているが、水揚量は少なく、2年続いた「豊漁安値」とは違った展[....]
長江河口域産の天然シラスウナギ価格が高騰している。来るはずの漁期は天候の関係などでまだ来ていないが、漁民一人が12時間でシラスウナギ10尾程度を獲れれば幸運だといえる。今年1?2月の低気温・降雪が一[....]
全国の秋サケ漁は、年明け本州で微増分が加算されるのみにとどまり、不漁のまま終了した。各道県別の集計を水産総合研究センターがまとめた全国の水揚げは3971万尾、重量換算12万1316トンで確定し、尾数[....]
ロシア極東カムチャツカ半島のサケ・マス漁は引き続き低調で、ベニの不振とマス不漁年が重なり、7月中旬までの漁獲量は前年同期の3割にとどまっている。特に東カムのベニは挽回できないまま終盤を迎えており、こ[....]
ロシア極東のサケ・マス漁は全体的に来遊が遅れているのか、近年の平均的水準を大きく下回って低調に推移している。特にこの時期を制する東カムチャツカのベニは予想以上に深刻な不漁に見舞われている。[....]
ロシア極東カムチャツカ半島のベニザケ漁は依然不漁で、主力の東カムの水揚げは現地3日現在でまだ1468トンしか揚がっていない。前年同期の4分の1、2年前の2022年同期比だと7分の1という少なさ。[....]
記録的な不漁が心配される新潟・佐渡島の定置クロマグロ漁で、両津湾の大型定置へ6月18日に140キロ、19日に107キロと136キロの大物が水揚げされた。シーズン後半ながら「今度こそ先導役マグロが顔を[....]
水産缶詰業界を取り巻く環境は原料調達難と製造コストの大幅な上昇によって、窮地に立たされている。消費を牽(けん)引してきた低価格帯の製品ではセールスポイントだった値頃感を失い、高価格帯でも品質の維持が[....]
昨年は2022年に起こった国産サバの異例の不漁から休売まで発展した「サバ缶ショック」が業界を騒がせた。供給は次第に回復したものの、結局23年も水揚げは振るわず、現在でも一部ブランドサバを使った製品で[....]
養鰻発祥の地である浜松市で、「鰻愛(うなぎあい)あふれる街を次世代につなぐ」を使命に漁協と教育機関が一体となり取り組む「うなぎの街」プロジェクト実行委員会(うなプロ)が、活動を加速させている。今年5[....]
宮城・気仙沼港に20日、今年初めてビンナガマグロの水揚げがまとまった。通常はカツオシーズンの〝前哨戦〟に位置付けられ、気仙沼では5月から水揚げされるが、今年は2年ぶりに不振の様相を呈していた。関係者[....]
米国アラスカ漁業狩猟局(ADF&G)がこのほど発表した今夏サケ・マス漁獲予想は、主力のマスが不漁年の年回りに当たることと、近年空前の豊漁が続いたブリストル湾のベニザケが大幅に下方修正されたことで、全[....]
石川県水産総合センターはこのほど、初夏(5~7月)の小型イカ釣りによるスルメイカ漁の漁況見通しをまとめた。それによると、大不漁で236トンに終わった前年に比べて回復し、一昨年(2022年1614トン[....]
2023年度人事院総裁賞に、水産庁の漁業調査船・開洋丸乗組員一同が選ばれ、今年2月に賞状が授与された。過酷な厳冬期の北太平洋で、不漁が続くサンマの新たな産卵場を特定するなど、貴重な基礎データを取得し[....]
大手水産会社の2024年3月期の連結決算が出揃った。マルハニチロが2年連続で売上高を1兆円超としたほか、各社が売り上げ、利益の過去最高値を更新。食品事業が水産事業の減益分をカバーして大きく業績を伸ば[....]
4月1日付で北海道水産林務部長に就任。林務畑が長いが、前職では2年間、根室振興局長として管内の基幹産業である水産業にも携わった。対ロシア漁業交渉、秋サケやサンマの不漁など厳しい現状を目の当たりにして[....]
北洋開発協会(北海道機船連内)は、6月から始まるロシアの極東サケ・マスの魚種別・漁業区別漁獲勧告をまとめた。既報の通り総計は31万2693トンで、昨年の勧告に比べ39%のマイナス設定。カラフトマスが[....]
富山湾の2024年ホタルイカ漁は、4月末までに今年の累計水揚量が速報値で3700トンを超えた。漁期を2か月残して、不漁だった前年最終累計(418トン)との比較ですでに9倍近くに達している。記録が残る[....]
3月の輸出実績は3万8515トン、264億4714万円で、前年同月と比較し数量で24・4%減、金額は26・6%減となった。近海物の不漁や中国の輸入規制などが続く中、規模が大きい魚種の一部が前年実績に[....]
「イクラ」の語源はもともとロシア語の魚の卵に由来するというのは有名な話だが、秋サケの来遊に確たる期待がもてなくなって、国内の加工業者にとって本場ロシアの原卵は、なくてはならない存在になっている。ただ[....]
ソニー損害保険(株)(東京・大田区、坪田博行社長)は16日、2021年ごろから始まった「値上げラッシュ」について、総務省統計局が公表する消費者物価指数の分析結果を発表した。それによると20年を基準に[....]