水産庁は1月30日、農林水産省会議室で、スルメイカの2020年漁期の漁獲可能量(TAC)設定に関する意見交換会を開き、5年連続で過去最低となる5万7000トン(前年比15%減)とする案を示した。記録[....]
財務省が30日に発表した通関統計によると、日本が昨年輸入した水産物(ミールなど非食用水産物を含む)は246万6494トン、1兆7387億円となり、前年と比較して数量は4・4%伸長して240万トン台を[....]
岩手県の秋サケ漁はすでに最終段階に入り、日を追うごとに水揚量は低下している。1月20日現在の生産概要は別表の通りで、記録的な不漁に変化はないが、魚価は小幅ながらなお値上がりが続いている。 「岩手県の[....]
高値で取引されることから「白いダイヤ」と呼ばれるニホンウナギの稚魚シラスウナギは、前シーズンまで例を見ない不漁が続いたため価格はさらに高騰し、全国で密漁が後を絶たない。有力産地の高知県では、[....]
北海道室蘭市の水産加工・卸、?カネサン佐藤水産(佐藤有一社長)は今月から、青森県産アカイカを原料にした新商品「お刺身いか」の販売を本格化させた。独自技術でしっかりとした歯応えに仕上げるとともに、スル[....]
国産はサンマやイカなどの不漁で加工業者を取り巻く原料事情は深刻で、輸入魚についても、もはや日本で販売する価格では買い付けもできなくなった。製品価格の値上げは必至条件だ。[....]
11月末のサケ・マス在庫は、秋サケの不漁に伴う入庫の大幅減少に対し、サケの出庫が上向いたことから、月末在庫は速報値で再び10万トンの大台を下回った。ただ、増加が予想されるチリギン主体に冷凍サケの消費[....]
石巻の特徴は懐の深さ。年間200を超す多彩な魚種を延べ10万トン以上受け入れられる漁港は全国にもそうはない。不調があれば別な何かで補う。そんなスタンスで漁海況が不安定さを増す中でも良績を残してきたが[....]
“さんまのまち”として全国に知られる女川だが、昨年はその最重要魚種を筆頭に「ほとんどの魚が不漁」という非常に厳しい一年となった。春のイサダ漁(ツノナシオキアミ)、コウナゴ漁に始まり、夏の定置網漁、秋の[....]
漁業者の相互扶助の理念に基づき、自然災害や不漁による損失を補填し、中小漁業者の再生産と漁業経営のセーフティーネットとして大きな役割を果たしているのが「ぎょさい」(漁業災害補償制度)だ。2019年度の「[....]
富山湾沿岸の定置網で冬季のスルメイカ漁獲がまとまっている。2019年12月は単月で182トンと、前年同月(19トン)から状況が一変した。全国的な不漁による慢性的なイカ原料の不足を背景に加工業者らの注[....]
三面海に囲まれ豊富な水産資源に恵まれる青森県も、昨年はイカやサケ、マグロなど主要魚種の不漁で厳しい年となった。生産者だけでなく加工業者も苦境に立たされた。こうした中で、青森県は少しでも県産水産物の消[....]
令和時代の幕開けとなった2019年の北海道漁業は、サンマ、スルメイカの記録的な不漁に加え、育てる漁業の優等生とされてきた秋サケが予想外の来遊不振に陥り、コンブを含め、主要魚種が軒並み過去最低水準の大[....]
岩手県の秋サケ漁は、最盛期の後半に入って若干上向き、12月中旬は前年同期の3割を確保した。異例の不漁に変わりなく、12月20日現在の累計漁獲量は前年同期の5分の1、1619トンにとどまっている。 「[....]
自民党のさけ・ます増殖推進議員連盟の鈴木俊一会長は、小野寺五典同幹事長、岩井茂樹水産部会長および黒萩真悟水産庁増殖推進部長とともに、1、2日の両日、サケ・マス増殖推進事業現地視察のため青森県の奥入瀬[....]
水産庁は2019年度第3回冷凍水産物需給情報検討会を踏まえ2月までの需給見通しを発表した。 ▽サケ・マス類=北海道の秋サケ水揚げ数量は、記録的不漁となった2017年の数量から約2割減となる見込み。輸入[....]
水産庁が10日に発表した冷蔵水産物流通統計2019年10月分によると、全国主要冷蔵庫の10月末時点の冷凍サンマ在庫は1万6553トンで前年比35%減となった。国内漁の本格化が10月半ば過ぎまでズレ込ん[....]
10月末のサケ・マス在庫は、秋サケやマスの不漁で産地在庫が急減した一方、チリギンなど輸入物が主体の消費地は増加し、引き続き出庫が入庫を上回らなかったことで、全体では5か月ぶりに10万トンの大台に乗せ[....]
水産庁は9日、2日からモスクワで行われていた来年の日ロ双方の二百カイリ水域における操業条件を決める日ロ地先沖合漁業交渉が7日に妥結したと発表した。相互入漁で日本側がロシア側に支払ってきた協力費について[....]
岩手県の秋サケ漁は、本来なら盛漁期に向かうはずの序盤も不漁が募っており、11月下旬の沿岸漁獲量はさらに悪化した。 「岩手県の秋サケ漁獲情報(11月30日現在)」本紙参照[....]
自民党さけ・ます増殖推進議員連盟の鈴木俊一会長、小野寺五典幹事長、岩井茂樹水産部会長および黒萩真悟水産庁増殖推進部長は1、2日の両日、サケ・マス増殖推進事業現地視察のため青森県の奥入瀬川鮭鱒増殖漁協[....]
三陸沖でサバを狙い操業中の大中型まき網船団は11月27日、当該海域の総漁獲量が今漁期初の約1万トンに到達、30日も同程度の水揚げで、ようやく盛漁期に突入した。多くの水産加工用原料が不漁で、サバも在庫不[....]
漁期前予想を覆す“歴史的不漁”となった今シーズンの北海道産秋サケ。これを原料とする醤油イクラは、事前想定ほど価格は下がらなかったものの、原卵の生筋子での拡販などを背景に生産量が相当程度絞られたことで、[....]
全国いか釣り漁業協会(重義行会長)は22日、水産庁を訪れ、山口英彰長官に日本海大和堆で違法操業を行う外国漁船の排除を求める要請を行った。重会長は「あと少しの漁期だが引き続き取り締まり活動をお願いした[....]
北海道漁業共済組合によると、2019年度の「ぎょさい」共済金と「積立ぷらす」の払戻補填金の支払額は合計300億円規模に膨らむ見込みだ。秋サケ定置やサンマ棒受網など主要漁業の歴史的不漁を背景に、過去最[....]
水産研究・教育機構が20日に公表した各道県の集計による全国の秋サケ漁は、10月末で1480万尾、重量換算で4万9000トンにとどまった。尾数で前年同期の7割、魚体が大型化した分、重量では8割弱となっ[....]
ロシア極東サケ・マス漁は最終的に、全体で49万4380トンと50万トンに迫って終了したことが、関係者の集計で明らかになった。マスは不漁年だった西カムとサハリンの減産を倍増の東カムがカバーして33万ト[....]
国内有数のサバ加工基地、八戸でサバの水揚げが極度に低迷している。加工業者からは原料在庫枯渇への不安が示されているほか、ブランドサバ「八戸前沖さば」の認定もこれまでで最も遅れる事態となっており、漁模様の[....]
北海道水産会は7、8日の両日、12月上旬にモスクワで開催予定の2020年操業日ロ地先沖合漁業交渉に向けて、道と国に対する要請活動を行った。特に歴史的な不漁により極めて厳しい状況に直面するサンマ業界はロ[....]
北海道の秋サケ漁は10月末で4万2000トン台にとどまっており、前年同期比では22%減と、このところ8割を下回るようになった。3割増での予想でスタートした序盤こそ何とか前年並みを維持していたが、10月[....]