アラスカのサケ・マス漁のうち、漁期前半に来遊し、すでに7月末でピークを過ぎたベニザケ漁は、ブリストル湾以外は今年も不漁に終わりそうだ。 既報の通り、ブ湾だけは速報値で3900万尾を超えて、今年も記[....]
岩手県水産技術総合センターは7月27日、2020年度の県内の秋サケ回帰資源が尾数で195万尾(昨年度実績77万尾)、重量で6158トン(2292トン)程度とする予想を発表した。記録的な大不漁だった昨[....]
秋サケ、サンマ、スルメイカなど主要魚種の歴史的な不漁が続く中、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化すれば、今年の全道の漁業生産額は最低でも500億円以上減少し、初めて2000億円を下回る恐れがある[....]
函館魚市場で27日、中型イカ釣り漁船が生産した船凍アカイカの販売が行われた。船凍アカイカは青森県・八戸で水揚げ・販売されるのが通例で、函館では近年例がない。ベテランの産地加工業者は「20年ぶり以上で[....]
仙台市場に22日早朝、北海道東沖で漁獲された生鮮サンマ8キロが入荷した。20日の8キロに続く今年2度目の入荷で、初回と同じく仙都魚類が全量を買い付けて集荷・セリ売りした。相場は極度の不漁に伴って高騰[....]
ロシア極東カムチャツカ方面のベニザケ漁は、依然として前年同期の7割強にとどまっている。ベニ以外も低調で、不漁年のマスは9割近く減少し、チャムも6割減。全体では昨年の4分の1程度となっている。 「カム[....]
東京・豊洲市場に16日朝、サンマが初入荷した。不漁のため入荷は極端に少なく、卸値はキロ10万円、一尾当たり1万2500円となり、旧築地市場時代を含めても東京では過去最高値となった。[....]
夏の土用丑の日(一の丑)の21日まで、残り5日となった。前漁期までの2年連続でのシラスウナギ不漁があったうえに、今漁期に一転して豊漁となったシラスウナギ由来の成鰻の増産がまだ間に合わないとの観測から[....]
水産庁は6月26日、2020年漁期(19年11月?20年10月)に、日本国内のウナギ養殖池に池入れされたニホンウナギ稚魚(シラスウナギ)の池入れ平均価格がキロ144万円(前年比34%安)だったと発表[....]
一般財団法人東京水産振興会(渥美雅也会長)は16日までに、前水産庁長官の長谷成人理事が中心となって定置漁業の研究を進めていく方針を明らかにした。資源管理対策への対応、不漁や地球温暖化による漁獲対象の[....]
兵庫県はこのほど、瀬戸内海のイカナゴ資源と栄養塩の関係の調査で、海域の貧栄養化がイカナゴ資源の長期的な減少につながっているという結果をまとめた。イカナゴ資源と栄養塩の関係を解明したのは全国初。各地で[....]
1月から数量がまとまらず高値だった東京・豊洲市場の生鮮カツオの出回りは、6月に入っても状況は変わらず、総需要が少ないにもかかわらず価格は上昇している。長引く不漁に加え、少ないながらも集まる魚は大型で[....]
三井E&S造船(本社=東京・中央区、古賀哲郎社長)は3日、水産庁の漁業調査船・開洋丸の代船建造を受注したと発表した。2022年度中の竣工を予定しており、最新の水産資源、海洋調査で不漁や漁期のずれの原[....]
アラスカのサケ・マス漁は、序盤のカッパーリバー(CR)が低調で、今のところ2年前の不漁に準ずるスタートとなっている。 例年、5月中の水揚げはその大半がCRのベニやキングなので、今年もその例にもれず[....]
宮城県沿岸域で獲れる主なイカ類は、水揚数量順にスルメイカ、ヤリイカ、ジンドウイカです。中でも冬がシーズンのヤリイカは、あっさりした味と上品な身質で寿司種として人気が高く、当県でも目下、重点課題として[....]
・うおいち/減収減益、不漁などで伸び悩む ・ショクリュー/増益で黒字転換 ・南都水産/各部門とも売上げ伸び悩み ・ヨンキュウ/飼料販売で増収、鮮魚が苦戦 ・大冷/粗利改善増益、骨なし魚事業売上110億[....]
財務省の貿易統計によると、3月の活鰻輸入は、中国・台湾の主要2か国・地域の合計で298トンと、14年6月(263トン)以来5年9か月ぶりに月間300トンを割り込んだ。稚魚の不漁が数年続いてニホンウナ[....]
沖縄県の主要漁業であるソデイカ漁業の今期(2020年度)水揚量は、解禁(19年11月)から今年2月末までの4か月実績が前年の約半分に激減、不漁が続いている。盛漁期の2月の落ち込みが大きく[....]
資源保護を最優先にした自主規制で臨んでいる静岡県駿河湾サクラエビ春漁が14日夜に初漁を行って、2・3トンを水揚げした。15日早朝、由比港魚市場(静岡市清水区)と大井川港魚市場(焼津市)で初セリ(入札)[....]
今年の米国アラスカのサケ・マス漁は、マスが不漁年に当たることで昨年の6割程度にとどまる見通し。しかし、例年5月中旬にもスタートするセントラル地区の漁期入りが新型コロナウイルスの影響により危ぶまれてい[....]
4月1日付で就任した北海道の佐藤卓也水産林務部長は9日、水産記者クラブと会見し、主要魚種の不漁と新型コロナウイルス感染拡大による北海道漁業への影響を踏まえ、5月にも緊急対策を取りまとめ、早急に実行に[....]
・白須敏朗・大日本水産会会長/経済対策で水産業界に安心感を ・岸宏・JF全漁連会長/迅速に情報提供を ・北海道、不漁と新型コロナで緊急対策検討へ ・新型コロナ/阪和興業、8日から7都府県の役職員は原則[....]
漁済連(宮原淳一会長)は23日、2019年度の「ぎょさい」「積立ぷらす」の支払実績をまとめた。それによると、合計は773億円に上り、過去最高だった前年度実績の582億円に比べ33%、191億円も増え[....]
シーズンを迎えた富山湾のホタルイカ定置漁は3月中旬まで、過去10年の最多水揚げを塗り替えるペースで水揚げを積み上げてきたものの、ここにきてマイワシの来遊に阻まれペースが落ちている。今月13日には不漁年[....]
1月末のサケ・マス在庫は、入庫のマイナスが続く一方で出庫はプラスを維持し、全体では16か月ぶりの前年割れへと軽減した。秋サケの歴史的不漁に加え、輸入の主力であるチリ産ギンザケが当初予想ほど伸びていな[....]
JF全漁連は5日までに、2019年の国内のイカ類の需給動向をまとめた。国産冷凍スルメイカの水揚げが激減したのが響き、総供給量は19万1880トンと、統計のある1984年以降で最少だった前年を1%下回[....]
東北3県の1月末漁獲実績が出揃い、異例の不漁年の最終結果がまとまった。それによると、青森、岩手、宮城3県の沿岸漁獲量の合計は150万7000尾、重量換算4427トンで、ともに前年比71%の大幅減。浜[....]
JF全漁連のまとめによると、2019年の全国のスルメイカ水揚げは、生鮮・冷凍合わせて前年比21%減の3万2861トンと、全漁連の1984年以降の統計史上最低だった前年(18年)からさらに大きく減少し、[....]
スルメイカの記録的な不漁が続く中、漁獲がまとまっている太平洋アカイカに代替商材としての期待が高まっている。これまでは加工向け中心だったが、最近では刺身商材としても販売され始めた。ただ、スルメほど流通[....]
このところ低調な来遊が続くアラスカのマス漁だが、不漁年となる2020年シーズンも漁獲水準は低調に推移する見通しだ。[....]