全国的にみれば近年のスルメイカの小型イカ釣り漁は不漁傾向だ。しかし2020年、石川県内では異なる状況が展開された。06年以降の月別水揚量をみると、20年は6月から11月まで6か月連続で月間最多水揚げ[....]
◇岩手の漁業環境の状況は。 ◆大井会長/県内24の単協はどこも定置網漁業に依存しており、最重要魚種はいうまでもなく秋サケだ。しかし現在は未曽有の大不漁状態が続いており、2020年の県内の水揚げは前[....]
漁業者の相互扶助の理念に基づき、自然災害や不漁による損失を補填し、中小漁業者の再生産と漁業経営のセーフティーネットとして大きな役割を果たしているのが「ぎょさい」(漁業災害補償制度)だ。その加入を進め[....]
八戸市がまとめた2020年の全国主要漁港(市場)水揚高(概数)によると、数量では、銚子が前年より3%減らしたが10年連続首位となった。2位は2ケタ増の釧路が維持し、3位も焼津が堅守した。4位は石巻が[....]
サンマ棒受網漁は24日で今期の水揚期間が終了する。史上最低の不漁となった昨期からの挽回を期して臨んだ今期だったが、序盤から魚群の薄さ、漁場の遠さに悩まされ、挽回はかなわず、昨期以上に厳しい漁模様とな[....]
全日本漁港建設協会(岡貞行会長)が定めている「新漁港建設業の将来ビジョン」の方向性がまとまった。社会的責務や貢献活動、国民理解の増進などに触れつつ、災害発生時には最前線で活動をすることが求められるこ[....]
自民党水産部会(舞立昇治部会長)・水産総合調査会(浜田靖一会長)合同会議は14日、東京・永田町の党本部で、2021年度当初予算案と20年度第3次補正予算案を了承した。21年度当初1928億円と20年[....]
国内のスルメイカ水揚げは記録的不漁だった昨年を上回るペースで推移しているものの、年間合計は引き続き“低水準”の範疇にとどまりそうだ。 JF全漁連のまとめによると、今年1月から10月までの累計水揚げ[....]
全さんま(八木田和浩組合長)は10日、2020年漁期の11月末現在における水揚げ状況を発表した。11月の1か月で1万4000トン強を積み増したものの、いまだ3万トンに届かず2万7197トン(前年比2[....]
大中型まき網漁船団によるサバ漁は、三陸沖に主な魚群が接岸したことで、7日の総漁獲量が7000トン超に到達、八戸から銚子までの主要漁港で陸揚げした。多くの水産加工原料が不漁で、頼みの綱のサバも漁期が遅[....]
自民党水産部会(舞立昇治部会長)、水産総合調査会(浜田靖一会長)合同会議は2日、東京・永田町の党本部で2021年度水産関係予算編成大綱を取りまとめ了承した。大綱は新たな資源管理や成長産業化への取り組[....]
新潟県佐渡島の相川地区高瀬(たこせ)の海岸では、地元で「尾花(おばな)タコ」の愛称で親しまれているマダコを天日干しする昔ながらの作業が今、最盛期を迎えている。 佐渡島では海水温が下がり、身が引き締[....]
秋サケ漁は、主力の北海道が前年並みの不漁でほぼ終了し、焦点は三陸を中心とした東北方面に向いているが、その東北も岩手県などで低調な来遊にとどまっている。ただ、ピークを過ぎたとみられる宮城県で11月中旬[....]
東京・豊洲市場の今期のむきカキ入荷数量は247トン(10月1日?11月14日)で前年同期と比べ90トン増加している。入荷量が多いことなどもあり相場は軟調でもちあい。スタート当初は高値だったが、その後[....]
東京都中央卸売市場10月の塩蔵魚卵販売は、秋サケの不漁で国産新物が減産したイクラと、北米の新物供給量が大きく落ち込んだ塩カズノコが価格にかかわらず取扱量を伸ばしているのに対して、スケコ・明太子類は価[....]
原料の冷凍カツオ相場はタイ国・バンコク相場と国内相場ともに若干の強含みに転じている。 今年は7月の中西部太平洋のまき網漁業に対する集魚装置(FADs)規制に入ってから不漁も重なり、8月にはトン当た[....]
資源回復に向けて自主規制で漁に臨んでいる静岡県駿河湾のサクラエビ秋漁が1日夜、初漁を迎えた。約4・6トンを水揚げし、2日早朝に由比港魚市場(静岡市清水区)と大井川港魚市場(焼津市)で初セリ(入札)が[....]
北海道の秋サケ漁27日までの累計は4万2236トンで、前年同期をわずか1%上回る程度まで失速した。近年、不漁が続く中でも最も少なかった昨年にほぼ並んだ格好で、前半の増加ペースを完全に喪失した。 「北[....]
北海道連合海区漁業調整委員会は23日、20日現在の道内秋サケ漁獲速報を発表した。全道の漁獲尾数は前年同期比6%増の1411万尾と、10月半ばからのペースダウンを反映し、前年に対するプラス幅が前回速報[....]
岩手・釜石市の釜石湾でサクラマスの試験養殖がスタートする。地域経済を支える秋サケの大不漁を受け、地元の産学官で共同展開する新事業で、湾内に設置するイケス1基に種苗1万尾を投入。来月から育成を開始し、[....]
地震などによる津波災害なども補償の対象になる漁業施設共済(定置網)ですが、漁業共済団体調べによる経営体ベースの定置網の加入率は20%と非常に低くなっています。その背景は?不漁や各種要因による魚価の低[....]
不漁に見舞われているサンマに代わって、北海道や三陸の各産地ではマイワシの水揚げが本格化している。冬に備えて脂の乗った上質な魚も増えており、首都圏の小売店などで人気が高まっている。例年ならサンマ漁で沸[....]
広島県水産課の調べによると、今期のカキ天然採苗は県内のほぼ全海域で必要量を充足できたもようだ。同県では2014年に過去に例がないほどの不漁に見舞われた。以後、数年おきに十分な採苗ができないことがあり[....]
アラスカのサケ・マス漁のうち、不漁年のマスと来遊不振が続くチャム(シロザケ)の現地13日現在の漁獲量は別表の通りで、サウスイースタン(SE)のチャムがやや遅れて週間最多の水揚げをみせた。 「アラスカ[....]
日本近海の生鮮カツオ漁が終盤になっても小型に偏重する異例の事態に見舞われている。例年なら丸々とした「戻り」が増えるはずだが、秋を迎えてもその気配はごくわずか。序盤と変わらず商品価値の低い未発達魚の「[....]
サンマ漁は大臣許可(10トン以上)の棒受網漁船の解禁からおよそ1か月が経過したが、依然として空前の不漁からの脱却がみえない厳しい状況が続く。産地加工業者や消費地流通業者の取り扱いも落ち込んでおり、対[....]
秋サケの大不漁のような気候変動などに伴う対象魚種の動向変化、大型化する台風などのリスク増大、魚種選択性が低い中で漁獲量管理に軸足を移す国の資源管理方策への対応など検討すべき定置漁業特有の課題がありま[....]
米国アラスカ漁業狩猟局(ADF&G)によると、アラスカのベニザケ漁はブリストル湾のベニが4000万尾に迫る大豊漁を維持しながらもローカルは不振が募り、マスは不漁年の中でも局所的にまとまりをみせるなど[....]
秋に盛漁期を迎える主要6魚種の来遊見通しが出揃った。前年に過去最低を更新した秋サケとサンマの漁獲は、好転を望めそうにない。カツオは前年から一転して低調の予想。マサバは再び短期決戦を覚悟する必要があり[....]
◇県内漁業の現状についてお聞かせください。 ◆薮田会長/本県の沿岸漁業を代表するサクラエビ、シラス、キンメダイや沖合漁業のサバ、採貝漁業のアサリ、さらに定置漁業といずれも不漁になっている。駿河湾の[....]