北海道の秋サケ定置網漁がスタートした。昨年は一昨年に続き4万5000トン台の大不漁となり、親製品、イクラ製品とも供給量そのものが少なかったため、消化が進み、在庫薄という状況の中で新物シーズンを迎えた[....]
ねり製品にとって欠かせない北米スケソウスリ身の価格が急騰している。背景には新型コロナウイルスの感染拡大による影響とスケソウの不漁・小型化があり、需要に対して生産が追い付いていない。[....]
東京・豊洲市場に20日、昨年より約1か月遅れで新サンマが初入荷した。小型棒受網船により水揚げされた魚で、数量は72キロ。平均サイズは一尾120グラム弱で、価格はキロ当たり高値は3万円、安値でも2万5[....]
昨年の国内のサンマ水揚げは前年比27%減の2万9566トン(全さんま集計)と、2019年に続き2年連続で棒受網漁本格化(1950年)以降の最低記録を更新した。不漁を反映し、平均単価は52%高のキロ4[....]
ロシア極東のサケ・マス漁は、ベニの不漁がほぼ確定的となる一方、これまでハイペースで積み上がってきたカラフトマスの水揚げにもブレーキがかかってきた。極東全体の漁獲量は44万トンを超えて、引き続き好調な[....]
宮古市の委託を受けてJF宮古漁協(大井誠治組合長)が陸上養殖していたホシガレイが10日、2期目の初出荷を迎えた。昨年1月の採卵から1年8か月(20か月)の成育期間を経て出荷された20尾は、大きなもの[....]
サンマ流し網漁は7月の漁獲が史上初めてゼロに終わった。 同漁は7月8日に解禁を迎えたが、今期操業に向け道の検査を受けていた10隻はいずれも出漁しなかった。シケ模様だったこともあるが、近年の不漁続きで[....]
主要魚種の不漁が長期化し、将来への不安が増す中、魚類養殖の後進地といわれる北海道でも、サケ・マス養殖の事業化に向けた取り組みが動き出した。去る7月13日、道は有識者らで構成する「魚類等養殖事業化推進[....]
岩手・久慈市で養殖されているギンザケが「久慈育ち琥珀サーモン」のブランド名で売り出されることになった。JF久慈市漁協(皀健一郎組合長)が実施する試験養殖の最終年度に合わせたブランド化の一環。すでに商[....]
国において開催されてきた「不漁問題に関する検討会」の取りまとめが先般公表された。これはサンマ、スルメイカ、サケの大不漁を踏まえた要因分析と、今後の施策のあり方などを検討したもの。私はこの検討会の開催[....]
漁港漁場新技術研究会(橋本牧会長)は6月30日、講師に前水産研究・教育機構理事長で、現在は「よろず水産相談室」の代表を務める宮原正典氏を招き、特別講演会を開いた。宮原氏は、水産庁の不漁問題検討会の座[....]
米国アラスカ漁業狩猟局(ADF&G)によると、ブリストル湾のベニザケ漁は引き続き順調に推移しており、現地6日の漁獲量は278万尾と今シーズンの最多を更新した。 同湾のベニ来遊は、米独立記念日の4日[....]
生鮮カツオ相場が記録的な安値で推移している。主因は新型コロナウイルス禍による業務筋需要減退。昨年から続く傾向だが、久々の漁獲好転で水揚げが一気に膨らんだため、供給過剰状態となって下落に拍車が掛かった[....]
日本の重要な水産物であるスルメイカは現在記録的な不漁に陥っており、これを主対象とした“イカ釣り漁業”は、外国漁船の無秩序な漁業も影響して安定した操業が困難となっています。また、イカ加工関連業界におい[....]
初夏の旬を迎え、カツオの水揚げが好調だ。東京・豊洲市場のほか、全国の魚市場にも豊富に入荷して卸値が下がり、量販店などが特売する機会が増えている。今年のカツオは「この時期にしては珍しく、脂乗りがよい」[....]
北海道は今年度の道東沖マイワシ試験操業の枠組みについて、前年度と同じ内容とする方針を固めた。その第1弾として、まずロシア水域サケ・マス流し網禁止に伴う代替漁業の「サバ類・マイワシ試験操業」について、[....]
例年より1か月遅い昨年12月からの解禁となった沖縄県の今期ソデイカ漁(2020?21年漁期)は、沖縄県水産海洋技術センターのまとめによると、解禁から4か月間(12?3月)の水揚量が1124トン。不漁[....]
漁船競争力強化プロジェクト・シンポジウム(主催・大日本水産会、海洋水産システム協会)が16日、東京・赤坂の石垣記念ホールで開催された。改正漁業法の施行により一定の条件下で認められた漁船総トン数の規制緩[....]
岩手県で、試験的に実施されているサーモン養殖の「免許」に向けた準備が進んでいる。新たな海区漁場計画について県は18日まで意見公募(パブリックコメント)を実施。今後、寄せられた意見のもと、県は新たな漁[....]
北洋開発協会(北海道機船連内)によると、ロシアは15日、極東の太平洋サケ・マス操業に関する会議を開き、今期の漁獲勧告(漁獲予想)を46万トンとすることを最終承認した。1月下旬に科学研究機関が提示した[....]
基地式捕鯨業(旧名称・小型捕鯨業)が3日から始まった。商業捕鯨になってから3年目。昨年のミンククジラは不漁で、捕獲枠132頭のうち95頭の捕獲で終わった。地域捕鯨推進協会の貝良文代表理事は、「今期の[....]
全国的に異例の不漁に陥っている秋サケ漁。ボリュームこそ異なるものの、北海道に次ぐ供給を担う三陸を含めた東北3県の生産量も、最終的に前年よりさらに3割もダウンし、魚価の高騰を招いた。各県の集計は2月末[....]
不漁の秋サケに代わる新たな漁業として各地でサーモン養殖への挑戦が始まっている岩手県で、JF宮古漁協(大井誠治組合長)の「宮古トラウトサーモン」が18日、先陣を切って初出荷された。宮古市の事業として実[....]
■サンマTACは4割削減、アカイカの管理措置も 2月23日から25日まで、北太平洋漁業委員会(NPFC)第6回年次会合が開催されました(コロナウィルス感染症の影響によりウェブ開催)。NPFCは、北太[....]
各道県が集計した全国の秋サケ漁獲量は、2月末の最終で尾数では微増、重量では微減で集計を終えた。2年続きで記録的な不漁となった。 1月末の集計からおよそ9000尾、重量換算で33トン加算されたのみだ[....]
信じられないくらいだっちゃ」。宮城県女川町で50年以上水産業を営んできた、女川魚市場買受人協同組合の前理事長、高橋孝信さん(77)は、近年の記録的な不漁に危機感を募らせる。 農林水産省は1月、20[....]
サンマの資源管理を話し合う北太平洋漁業委員会(NPFC)の年次会合が23?25日、開かれる。日本政府は記録的な不漁を受け、資源保護の徹底が急務と判断し、漁獲枠の削減を提案する。規制強化を嫌っていた中[....]
北海道水産林務部は「栽培漁業の推進方向」素案をまとめ、2日の道議会水産林務委員会に報告した。漁業生産の低迷が続く中、栽培漁業の一層の推進が必要との認識に立ち今後の重点的な取り組みを示し、魚類養殖の事[....]
北洋開発協会(北海道機船連内)によると、ロシアの科学研究機関「ヴニロ」は1月28日、今年の極東における太平洋サケ・マス漁の第1次漁獲勧告(漁獲予想)を45万9300トンと発表した。不漁に終わった昨年[....]
道南海域では天然コンブの群落が著しく衰退しており、不漁が続いております。天然コンブの減少は、漁家収入に大きな影響を及ぼすうえ、養殖用種苗の生産に必要な成熟した藻体(母藻)の不足につながる深刻な問題で[....]